こんにちは、ラクつくのゆかり(@igarashi_
料理本はレシピが丁寧に書いてあるのでとても便利ですが、ちゃちゃっと料理を作りたいときは、レシピ本を見ずにおいしく作れる方法を知っておけると助かります。
そこで、レシピを見なくてもざっくり覚えておけば、おいしい料理が簡単に作れる方法【炒め物編】をご紹介します。
1食あたりの食材の量と調味料の組み合わせをざっくり覚えればOK!ちゃちゃっと手軽に料理を作りたいときに作ってみませんか。
炒め物1食あたりの食材の量の目安
1.たんぱく質食材は手の平ひとつ分
たんぱく質食材は手の平ひとつ分を目安にします。肉や魚、豆腐は一口サイズに切ってから使います。
おすすめのたんぱく質食材
- 豚こま
- 豚バラ薄切り肉
- 豚ロース薄切り肉
- 鶏胸肉
- 鶏もも肉
- ささみ
- 牛切り落とし肉
- ひき肉(合挽き、牛、豚、鶏)
- 豆腐
- 厚揚げ
- 卵
2.野菜は両手いっぱい
野菜は両手いっぱいを目安にします。
一口サイズに切って使います。手軽に作るならもやしだけでもいいですが、2〜3種類ほど組み合わせるとおいしいです。
おすすめの野菜
- もやし
- 豆苗
- キャベツ
- 白菜
- 小松菜
- チンゲン菜
- ピーマン
- パプリカ
- にんじん
- きのこ(しいたけ、エリンギ、しめじ、まいたけなど)
- 玉ねぎ
- なす
- 長ネギ
- 青ネギ
- にら
- アスパラガス
野菜炒めをおいしく作る3つのポイント
1.野菜は中火で炒める
すぐに作りたいときは強火で一気に作ってもよいですが、水分が出るため味がぼやけがちです。中火で炒めると水分が出にくく、味がぼやけにくいです。
2.肉や魚→火の通りにくい野菜→火の通りやすい野菜の順に炒める
まず肉や魚を炒めてから、にんじんや玉ねぎなどの火の通りにくい食材、キャベツやネギ、もやしなどの火の通りやすい食材の順に炒めると、完成したときに火の通りにムラができるのを防げます。
豆腐、卵、サバ缶やツナ缶などの缶詰を使う場合は、野菜に火が通ってから入れます。
3.水分が出てしまったら水溶き片栗粉でとろみをつける
野菜からたくさん水分が出ると、味がぼやけて調味料を足さないともの足りない味になってしまいます。
野菜からたくさん水分が出て味がぼやけたときは、水溶き片栗粉でとろみをつけてから味を調えると調味料をあまり足さなくてもおいしく仕上がりやすいです。
1食あたりの水溶き片栗粉の量は、片栗粉小さじ1+水小さじ2を目安にしてください。
炒め物をさらに美味しく作るなら
肉や魚には塩、コショウで下味をつける
調味料は増えますが、肉や魚には塩、コショウで下味をつけるとおいしさが引き立ちます。
味つけの失敗を防ぐには、塩分量に注目!
味つけをあまりにもざっくりし過ぎて塩っぱくなってしまった…!
なんてことを防ぐには、炒め物を味つけする際の1食あたりの塩分量は1.0〜1.2g程度を目安にするとおいしく味つけができます。
塩っぱくなった料理の味の調整は難しいですが、薄味なら調味料を足して味を調整できるので、まずは調味料は控えめに入れて味つけして、味見をしてお好みの味に仕上げてください。
調味料の裏面を見ると塩分量(食塩相当量)が書いてあるので、作る際の目安にしてください。食塩相当量が書いておらずナトリウム量が書いてある場合は、以下の計算で塩分量の計算ができます。
ナトリウム量(mg)×2.54÷1000=食塩相当量(g)
【調味料2つ】で炒め物をおいしく作る方法
めんつゆ、ぽん酢、焼肉のたれ、白だし、中濃ソース、醤油、みそ、オイスターソース、ナンプラー、トマトケチャップのいずれかと他の調味料1つを組み合わせれば味つけ簡単!
それぞれ3パターンの組み合わせをご紹介します。
使用する食材の量や食材から出る水分量によって薄味に仕上がる場合があるため、完成したら味見をして、お好みの味に調整してください。
めんつゆ(3倍濃縮)を使う場合
◎おすすめの調味料の組み合わせと1食あたりの分量の目安
めんつゆ(3倍濃縮)小さじ2
+チューブ生姜小さじ1/3:生姜焼きのような味つけに。
+チューブにんにく小さじ1/4:めんつゆのうま味とにんにくのパンチが合います。
+バター小さじ1:バターでまろやかな味に仕上がります。
◎おすすめの炒め油
ごま油、オリーブオイル、マヨネーズ:使用量は大さじ1/2程度
◎味がもの足りなく感じる場合
めんつゆ少々で味を調整し、それでも味がもの足りなく感じる場合はかつお節もしくは和風だしの素、鶏がらスープの素のいずれかを足すとおいしくなります。
ぽん酢を使う場合
◎おすすめの調味料の組み合わせと1食あたりの分量の目安
ぽん酢大さじ1
+ラー油小さじ1/4:ぽん酢の酸味とラー油のピリッとした辛さの相性がいいです。
+チューブにんにく小さじ1/4:にんにくのパンチで味にメリハリが出ます。
+バター小さじ1:バターで酸味がまろやかな味に仕上がります。
◎おすすめの炒め油
マヨネーズ、ごま油、オリーブオイル:使用量は大さじ1/2程度
◎味がもの足りなく感じる場合
ぽん酢少々で味を調整し、それでも味がもの足りなく感じる場合はかつお節もしくは和風だしの素、鶏がらスープの素のいずれかを足すとおいしくなります。
焼肉のたれを使う場合
◎おすすめの調味料の組み合わせと1食あたりの分量の目安
焼肉のたれ大さじ1
+ラー油小さじ1/4:焼肉のたれの甘みとラー油の辛味の相性がいいです。
+マヨネーズ 大さじ1/2:こってりとした味つけにしたいときにおすすめです。
+バター小さじ1:コクのある味に仕上がります。
◎おすすめの炒め油
ごま油、オリーブオイル:使用量は大さじ1/2程度
◎味がもの足りなく感じる場合
焼肉のたれ少々で味を調整し、それでも味がもの足りなく感じる場合はかつお節もしくは和風だしの素、鶏がらスープの素のいずれかを足すとおいしくなります。
白だしを使う場合
◎おすすめの調味料の組み合わせと1食あたりの分量の目安
白だし小さじ2
+醤油小さじ1/2:醤油を少し加えると味が締まります。
+コショウ適量:コショウを加えると味にメリハリが出ます。
+バター小さじ1:まろやかさとコクのある味に。
◎おすすめの炒め油
ごま油、オリーブオイル、マヨネーズ:使用量は大さじ1/2程度
◎味がもの足りなく感じる場合
白だし少々で味を調整し、それでも味がもの足りなく感じる場合はかつお節もしくは和風だしの素、鶏がらスープの素のいずれかを足すとおいしくなります。
中濃ソースを使う場合
◎おすすめの調味料の組み合わせと1食あたりの分量の目安
中濃ソース大さじ1
+バター小さじ1:中濃ソースの甘さにバターのまろやかさが加わります。
+マヨネーズ大さじ1/2:こってりめに味つけしたいときにおすすめです。
+七味唐辛子適量:中濃ソースの甘みに七味唐辛子の辛さが加わってピリ辛味に。
◎おすすめの炒め油
ごま油、オリーブオイル:使用量は大さじ1/2程度
◎味がもの足りなく感じる場合
焼肉のたれ少々で味を調整し、それでも味がもの足りなく感じる場合はかつお節もしくは和風だしの素、鶏がらスープの素のいずれかを足すとおいしくなります。
醤油を使う場合
◎おすすめの調味料の組み合わせと1食あたりの分量の目安
醤油大さじ1/2
+バター小さじ1:まろやかな味に仕上がります。
+マヨネーズ大さじ1/2:醤油のうま味にマヨネーズのコクが加わって少しこってりめな味に。
+チューブにんにく小さじ1/3:にんにくのパンチが加わってメリハリのある味に。
◎おすすめの炒め油
バター、ごま油、オリーブオイル:使用量は大さじ1/2程度
◎味がもの足りなく感じる場合
醤油少々で味を調整し、それでも味がもの足りなく感じる場合はかつお節もしくは和風だしの素、鶏がらスープの素のいずれかを足すとおいしくなります。
みそを使う場合
◎おすすめの調味料の組み合わせと1食あたりの分量の目安
みそ大さじ1/2
+はちみつ小さじ1:はちみつの甘みでみその塩気がまろやかになります。
+めんつゆ(3倍濃縮)小さじ1/2:だしのうま味が加わって、具のおいしさを引き立てます。
+バター小さじ1:みその塩気がまろやかになります。
◎おすすめの炒め油
ごま油、オリーブオイル、マヨネーズ :使用量は大さじ1/2程度
◎味がもの足りなく感じる場合
みそ少々で味を調整し、それでも味がもの足りなく感じる場合はかつお節もしくは和風だしの素、鶏がらスープの素のいずれかを足すとおいしくなります。
オイスターソースを使う場合
◎おすすめの調味料の組み合わせと1食あたりの分量の目安
オイスターソース大さじ1
+七味唐辛子適量:オイスターソースの甘みを七味唐辛子の辛味が引き締めます。
+チューブにんにく小さじ1/4:にんにくのパンチが加わってメリハリのある味に。
+バター小さじ1:まろやかな味に仕上がります。
◎おすすめの炒め油
ごま油、オリーブオイル、マヨネーズ:使用量は大さじ1/2程度
◎味がもの足りなく感じる場合
オイスターソース少々で味を調整し、それでも味がもの足りなく感じる場合はかつお節もしくは鶏がらスープの素を足すとおいしくなります。
ナンプラーを使う場合
◎おすすめの調味料の組み合わせと1食あたりの分量の目安
ナンプラー小さじ1
+レモン汁小さじ1/2:レモン汁の酸味でさっぱりと食べられます。
+醤油小さじ1/3:ナンプラーと醤油のうま味が合わさって具のおいしさを引き立たせます。
+チューブにんにく小さじ1/3:にんにくのパンチが加わりメリハリのある味になります。
◎おすすめの炒め油
ごま油、オリーブオイル、バター、マヨネーズ:使用量は大さじ1/2程度
◎味がもの足りなく感じる場合
ナンプラー少々で味を調整し、それでも味がもの足りなく感じる場合は、かつお節か鶏がらスープの素を足すとおいしくなります。
トマトケチャップを使う場合
◎おすすめの調味料の組み合わせと1食あたりの分量の目安
トマトケチャップ大さじ1と1/2
+めんつゆ(3倍濃縮)小さじ1:トマトとめんつゆのうま味がかけ合わさり、具のおいしさを引き立てます。
+みそ小さじ1:トマトとみそのうま味が具のおいしさを引き立てます。
+オイスターソース大さじ1/2:トマトとオイスターソースのうま味が具のおいしさを引き立てます。
◎おすすめの炒め油
バター、ごま油、オリーブオイル、マヨネーズ:使用量は大さじ1/2程度
◎味がもの足りなく感じる場合
めんつゆ、醤油、オイスターソースのいずれか少々で味を調整し、それでも味がもの足りなく感じる場合はかつお節もしくは和風だしの素、鶏がらスープの素のいずれかを足すとおいしくなります。
まとめ
「調味料2つ」でレシピを見ずに炒め物をおいしく味つけする方法をご紹介しました!
ちゃちゃっとおいしく料理を作りたいときに取り入れてみませんか。
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