グルテンフリーLIFEを安全に過ごすために

グルテンフリーLIFEを安全に過ごすためにお伝えしたいことがあります。

 

それは、「誰にとっても万全な食事というものはない」ということです。

ヘルシーな料理として言われることが多いグルテンフリーですが、誰かにとっては健康を力づける食事だとしても、誰かにとっては健康に悪影響を与えることもありうると私は考えます。

 

そのひとつの理由として、アレルギーがあります。

例をあげると、グルテンフリーでは米粉を使う料理が多いですが、お米のアレルギーをもつ方にとっては、米粉を使った料理は、決してヘルシーな料理ではありません。また、グルテンフリーの料理の材料に、その方にとってのアレルギー食材が入っていれば、それはヘルシーな料理とはなりません。

 

一方、セリアック病やグルテン不耐症、グルテンアレルギーの方にとっては、グルテンフリーは不可欠な食事で、ヘルシーな食事とも言えます。

 

大切なのは、グルテンフリー=ヘルシーとするのではなく、ご自身にとって、ほんとうにヘルシーなのか?を見極めることと思います。

グルテンフリーを食事に取り入れてみて、ご自身の身体に合っているのかを観察し、ご自身のライフスタイルに合わせたかたちで取り入れていけるのがいいのではないでしょうか。

 

運営者は今の時点ではセリアック病やグルテン不耐症ではありませんが、グルテンフリーを食事に取り入れるようになってから肌荒れしにくくなったり体重が緩やかに減少するなど、身体にいい変化を実感しています。自身の身体には合っていると思うため今もグルテンフリーを食事に取り入れていますが、ストイックにはなり過ぎず、外食も家ごはんでもグルテンフリーをあまり気にせずに食べることもあります。

 

また、健康的にグルテンフリーLIFEを過ごすなら、ただグルテンフリーな食事をとるだけではなく、食べ順も大切です。身体にいいとされる食事を食べても、食べ順次第では効果的でないこともあるのです。

例えば、主食をごはんにしたグルテンフリー料理を食べる際、ごはんから食べると血糖値が急上昇し、身体に負担をかけることがあります。そうならないためにも、まずは野菜サラダから食べるなど、食べ順にも目を向けられるといいですね。よく噛んで食べることも重要です。

グルテンフリーを食事に取り入れる際、意識したい食事の取り方については、管理栄養士がおすすめする「グルテンフリーの始め方」でご紹介しています。

 

以下の記事に書かれているように、グルテンフリーに関しては、さまざまな情報があります。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170319-00010000-clc_teleg-eurp

 

こちらの記事では、グルテンフリー食が糖尿病リスクを高める研究結果がでたと書かれています。

研究結果では、以下のことがあげられています。

・グルテン摂取量が少ない人は穀物由来の食物繊維の摂取量も少ない傾向にある

・グルテン摂取量が多い方の方が2型糖尿病の発症リスクが低かった

また、グルテンフリー食品は食物繊維や他の微量栄養素の含有量が少ないとも書かれています。

 

上記の記事に対する管理栄養士としての見解としましては、グルテンを含む食品をとらないと穀物由来の食物繊維の摂取量が減り、それが糖尿病リスクが高まることにつながるのであれば、グルテンフリーをする方は、食物繊維を他の食品で補う必要があります。

例えば、ごはんを玄米にしたり、いつもの食事にサラダをプラスしたりすることで食物繊維やミネラルの摂取量を増やすことができます。不足分は他の食品で補う。そうすることで、糖尿病リスクを低下させることにつながると考えます。

 

「グルテン摂取量が多い方の方が2型糖尿病の発症リスクが低かった」ことについては、研究対象者の食事の食べ順やグルテンを含む食品以外で選んでいる食品や食事の内容、ライフスタイルなども見てみないと、なぜ発症リスクが低かったのかがわかりかねるためなんとも言えないところはあります。身体への影響は、ただひとつの要素によるものではなく、さまざまな要素が関わっているためです。

その上で、グルテン摂取量が多い=2型糖尿病の発症リスクが低いという情報を見たときに、「それなら、グルテンをたくさんとった方がいいんだ。」という判断と選択をするのもひとつかもしれませんが、「グルテンフリーをするとグルテンを含む全粒粉や大麦などの、穀物由来の食物繊維やミネラルがとれないのであれば、食物繊維やミネラルを他の食品をとることと心がけて糖尿病リスクを低下させよう。」とするのもひとつの選択です。

 

記事に書かれているように、「値段が高い傾向にある」ことについては、確かに、需要が少ない段階ではどうしても値段は高くなってしまいがちです。こちらに関しては、病気の有無に限らずグルテンフリーが「おいしい食事」として広まり需要が増えていけば、商品は手にしやすい価格帯に変化していくのではないでしょうか。

 

日本では、グルテンフリーはまだまだ情報が少ないです。

今後さまざまな情報がでてくるかもしれませんが、その際に、見聞きした情報を鵜呑みにせず、その情報について検討することが必要なときもあるかと思います。グルテンフリーに限らないことですが、さまざまな情報が手に入る今の時代だからこそ、ご自身で考え、選択することが重要に思います。

 

グルテンフリーは決して万能な食事法ではありません。

健康を力づけることはできうるかもしれませんが、グルテンフリーをやれば健康でいられるわけではありません。

食事だけでなく、睡眠や適度な運動、ストレスを発散するなど、総合的にご自身を整えることが、ご自身の健康や美容の力づけになることと思います。

グルテンフリーを取り入れることは、あくまでご自身の身体を力づけうる要素のひとつであることを忘れないことは、グルテンフリーLIFEを安全に楽しく過ごせることにつながると思います。